信長の忍び~伊勢・金ヶ崎篇~第37話の感想 「天下糖一(統一)の妨げは100年という歴史?」

スポンサーリンク

 

感想(ネタバレあり)

 

前回で伊勢攻めが終わり、

今回はインターバルのような

お話です。

 

ナレーションに最後にあったように

翌年から織田家は苦難が続くことに。

冷静に考えれば

よく織田家滅亡しなかったなぁ

と思いますわ。

 

スポンサーリンク

将軍との亀裂

 

伊勢大河内城を開城させたことにより

織田家は伊勢の平定に成功します。

 

尾張、美濃、南近江、山城、大和、

そして伊勢と

織田家の勢力はこの段階で

日本有数の大大名になりました。

 

信長も上機嫌なようで

伊勢神宮に参拝した際は

千鳥達に冗談を言うくらいです。

 

天下統一ならぬ

天下糖一ってw

 

甘いもの好きな信長らしい

ギャグですね・・・

以外と本気だったかも。

 

さて伊勢から

岐阜に凱旋した織田軍。

 

久しぶりの本拠地に

武将も兵士も大喜び。

 

秀吉なんて久しぶりの

寧々さんの手料理を堪能してます。

 

しかし寧々さんの料理は

平気で食えるようになった秀吉。

ホント成長しましたねえ、

胃袋だけはw

 

その頃信長は

京の都に上り、

将軍足利義昭に謁見します。

 

表面上の目的は

伊勢平定の報告です。

 

伊勢には将軍直属の

奉公衆の領地もあったので

将軍もどうなった気になるでしょうから。

 

でも本当の目的は別。

実は義昭、

信長がいない間に

各地の大名に書状を送り、

お金を要求したり、

幕府の職を勝手に任命したり

していたのです。

 

義昭は将軍として

自分で政治をしているつもりですが、

義昭が将軍として

権威を保てているのは

信長の軍事力という後ろ盾があるから。

 

信長としては

自分が天下統一するための

傀儡として義昭を

将軍にしているだけで

本気で幕府の再興を

考えている訳ではないのです。

 

ようやく、

両者の思惑の違いが明らかになりました。

この後、

信長と義昭の関係が悪化していき、

最終的に信長包囲網の端緒となるのです。

 

もちろんこの時、

信長は義昭を窘めたことが

自分のピンチとなって返ってくるとは

夢にも思っていないでしょうけど。

 

 

スポンサーリンク

信長の敵は100年の歴史

 

気に向けて

手裏剣投げながら

雑談をする千鳥と助蔵。

 

千鳥は100年に及ぶ乱世が

信長の天下統一を邪魔しているという

独自の見解を助蔵に話します。

 

なかなか面白い見方ですね。

100年に及ぶ戦国の世が

憎悪の連鎖を呼び、

それが断ち切れないため

戦が続く。

千鳥が思ったのは

こんなところでしょうか。

 

これを終わらせるには

憎悪を集める人間が出てきて

憎悪が集中した段階で

その者を倒せばいい。

 

こういう考え方に立てば

本能寺の変もある程度

正当化できるような気がしてきますわ。

 

この後信長

人々の憎悪を集めるような政策を

行っていきますので。

 

そして年号が

元亀に変わったところで

今回は終了です。

 

次回から信長を取り巻く状況が一変し、

信長の苦戦が続くことになります。

次回以降も楽しみですわ。

 

スポンサーリンク

今回のまとめ三行

・伊勢平定でお伊勢参り

・将軍と信長の対立

・敵は100年の歴史そのもの

 

タイトルとURLをコピーしました