感想(ネタバレあり)
ジャロウデク対クシェペリカの
大西域戦争も今回がクライマックス。
そしてオラシオVSエルの対決も。
ただ問題なのはオラシオもエルも
大西域戦争の行く末よりも
大事なものがありまして
それのために戦っているようなもの。
オラシオは純粋に
技術勝負に勝ちたいため、
エルは大好きなロボットが
この世界(の兵器体系)の中心で
あり続けるために。
どっちもある意味私利私欲w
さあ勝利の女神は
どっちに微笑むのでしょうか?
油使って燃やしましょう
飛竜戦艦と対峙する
イカルガと銀鳳騎士団の飛空船。
飛空船の上のイカルガが様になってます。
そしていよいよ激突の時、
と思ったら、
すぐに逃げに掛かる銀鳳騎士団。
飛竜戦艦を指揮する
ドロテオの目的は
クリストバルの仇であるイカルガの首です。
そのためエル達を追跡することになりますが
これも当然エルの作戦。
邪魔が入らないところで
一気に勝負を付けるようです。
またエレオノーラから
飛龍戦艦を引き離すということも
考えていたのかもしれません。
さあここから
エルたちの反撃開始です。
飛空船からトマホークみたいに
垂直に飛び出すジャベリン。
そのすべてが飛竜戦艦へ。
ナイツ&マジック第13話予告より引用
しかしこれはオラシオも想定済、
近接防御の雷撃で迎撃し、
全本を撃墜します。
と思ったら、
ジャベリンの中から黒い粘っこい物体が。
そうこれは油。
油まみれの飛竜戦艦。
もしここに火が引火したら・・・。
イカルガが放った火で
一気に火炎に包まれる飛竜戦艦。
これで勝負ありだったら
楽なんですけど、
ここで前回オラシオが用意していた
巨大なエーテルリアクタ(マキシマイズ)の
使用を開始します。
ナイツ&マジック第13話予告より引用
巨大なエーテルリアクタから発せられる
膨大なエネルギーは、
飛竜戦艦の燃料になるだけでなく、
エネルギーバリアとなって
飛竜戦艦を包みます。
遠距離攻撃が全く効かなくなった
イカルガはバリアを打ち破り、
その内部へ。
通信機もないのに
なぜか会話を始める
エルとオラシオ。
あんたらガンダムのニュータイプかよw
ナイツ&マジック第13話予告より引用
女王を守るのは騎士の務め
一方地上では
グスターボとエドガー先輩が死闘を演じます。
攻撃のグスターボに
防御のエドガー先輩って感じですが
徐々に押されるエドガー先輩。
しかし身を挺してグスターボの攻撃を受けとめ、
グスターボの動きを止めるの成功したと思ったら、
グスターボにマップ兵器をブチかますゴルドリーオ。
これで勝負あり。
一方外では
バリア内部で暴れまわるイカルガに
飛竜戦艦は打つ手なし。
頼みのマキシマイズも止まり、
バリアも消失。
ここに至り、
ドロテオも覚悟を決めます。
イカルガを潰せないなら、
せめてクシェペリカの女王だけでも。
特攻をかける飛竜戦艦。
どっかのニューガンダムが
アクシズを押したように
イカルガも特攻をかけようとする
飛竜戦艦を抑えようとします。
イカルガは伊達じゃないってセリフまで
言ってしまい、
完全に逆襲のシャアじゃないかw
飛竜戦艦の落下を抑えるイカルガですが、
飛竜戦艦の法撃を抑えることまでは無理。
法撃が容赦なく
クシェペリカ軍の本営を襲います。
このままではエレオノーラが危ない。
女王さまの危機に
当然女王の騎士さまは黙っていられません。
飛空船の動力源となっているはずなのに
シルエットナイトで
飛竜戦艦に飛び移るキッド。
ナイツ&マジック第13話予告より引用
キッドの攻撃はドロテオの操縦席を直撃し
これを粉砕します。
しっかりとエレオノーラを助けるキッドは
やっぱり女王の騎士さまですね。
飛竜戦艦の撃沈。
それを見たジャロウデク軍の士気は落ち、
逆にクシェペリカ軍の士気が最高潮へ。
四方楯要塞は落ち、
四方楯要塞に持てる戦力をすべて
集結させていたジャロウデク軍は
もはや抵抗できず、
旧王都デルヴァンクールは
クシェペリカの支配下に戻りました。
その後デルヴァンクールに王都を移した
エレオノーラは正式に女王となり、
諸外国にクシェペリカの復興を印象づけることに
成功します。
これにより大西域戦争は
事実上終了となりました。
何かあっけないわ。
ちなみにオラシオは
飛竜戦艦が特攻をかける前に
逃げ出したようです。
さすが天才技術者。
逃げ時も心得ていたようですね。
銀鳳騎士団がフレメヴィーラに戻る前に
銀鳳騎士団の元に、
否、キッドの元にやってくるエレオノーラ。
キッドはエレオノーラの騎士に
なりましたが、
フレメヴィーラのナイトランナーである
キッドは勝手にクシェペリカに残る訳には
いかないのです。
最後の一時を過ごす二人。
ここはエレオノーラを抱きしめて、
待っててくれと
言わなければいけない場面なのに。
ヘタレのキッドにそんなことを
できる訳なくw
エルが求めたものは?
フレメヴィーラに帰還した
エル達銀鳳騎士団は
前国王アンブロシウスから
褒美を与えるという
ありがたいお言葉を頂戴します。
何で現国王を立たせて
自分が国王の椅子に座ってるの?
あんたはもう国王じゃないのに
勝手に褒美をあげると言って良いかよw
まあそれは置くとして
エルが求めたのは
銀鳳騎士団専用のラボ。
エルはこのラボで
イカルガのように空を飛ぶ
シルエットナイトの研究に
取りかかるようです。
エルのロボットに対する情熱は
全く衰えを見せません。
大西域戦争の結果、
飛空船の技術は各国に流出し、
各国は先を争うように
飛空船を建造していきます。
その結果、
西方諸国は大航空時代という
新しい時代に突入したのです。
全く誰が飛空船の技術を
流出させたのでしょうねえ(棒読み)。
新しい時代が来たことが
語られたことで
ナイツ&マジック終了です。
終わりに
本作に対する感想を一言で言うとすれば、
展開早すぎ。
そして内容薄すぎ。
これに尽きます。
原作読んだ人間としては
いろいろ端折り過ぎるように感じましたね。
さすがに大西域戦争終結まで
1クール13話でやりきろうとするのが
無理なんですよ。
キッドやアディたちの異母兄とかは
削っても良かったですけど、
片目の姉ちゃんこと、
ケルヒルトをあっさり消し過ぎです。
カザドシュ事変の際は
あれだけエドガーを苦しめたのに。
原作では四方楯要塞戦でも
エドガーの邪魔をして
そのしぶとさを読者に
印象付けたのですけどね。
個人的には原作3巻の最後、
イカルガが完成するところで
終わらせるが一番良かったと
思いますね。
まあそれを差し引いても
本作は十分に楽しめたと思います。
可能なら是非続きもアニメ化して欲しいです。
監督をはじめとする
制作スタッフみなさん、
面白い作品を作って頂き、
ありがとうございました。
今回のまとめ三行
・エルVSオラシオ
・キッドが女王の騎士の職務を果たす
・世界は大航空時代へ