感想(ネタバレあり)
今回は1939年の満州、
満鉄の特急列車あじあ号が舞台。
ミステリーの雰囲気を醸し出しつつ
中身はいつものようにスパイものでした。
今回の主人公である田崎は
ソ連の大使館員モロゾフから
機密情報を受け取る算段をしていましたが
モロゾフがトイレで殺害され、
機密情報の暗号が書かれた新聞も奪われてしまいました。
田崎はあじあ号が経由駅である奉天駅に着くまでに
モロゾフを殺害した犯人を探し出し、
新聞を奪還しなければいけない
というのがあらすじでした。
ミステリーものなら
ところどころでヒントを提示し
視聴者にも犯人探しを楽しんでもらうところですけど
本作はあくまでスパイもの。
推理するより手際よく問題を解決する方に力点がおかれていました。
まあ子供たちを炊きつけて
相手の油断を誘うのに使うところは
スパイものらしいといえばらしいですね。
誰が犯人だったかは書きませんけど、
はっきり言ってほとんどの人は分からないと思います。
せいぜいヒントは子供たちが言った、
「背広の裏地が黒だった」
というところぐらいでしょうか。
まあ共犯の方は分かる人多いかもしれないけど。
でもそうやって入手した情報も
それを生かす人間がダメだったら何の価値もありません。
満州で田崎が、
結城中佐が、
どれだけ情報をゲットしても
それを解析して活用する陸軍首脳がアホでは。
今回の場合、
Cパートでまた武藤大佐が何やら暗躍しています。
D機関に対抗するスパイ組織の創設。
またきな臭いことになりそうですね。
最後に田崎の声を演じたのは櫻井孝宏さん。
今回の田崎もそうですけど
少し影がある優しい声を演じさせたらピカイチですね。
今回の話を視聴してそれを再認識できました。
今回のまとめ三行
・あじあ号で殺人事件
・子供たちを使って犯人を油断させる
・また武藤大佐が何か悪だくみしている
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