ジョーカー・ゲーム第12話(最終話)「XX ダブル・クロス」の感想

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感想(ネタバレあり)

 

本作も今回で最終回。

でも本作って最終回だから特別なことは無く

淡々と話が終わると思っていたのですけど。

 

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結城中佐の最後の言葉にゾクゾクさせられます

 

 

今日の主人公は小田切。


でも最初から失態を犯します。

小田切が見張っていたドイツとソ連の二重スパイ、

カールシュナイダーが服毒自殺したのです。

D機関の会合でそれを詰られる小田切。

もちろん明示的に詰られたのではありませんけど、

他のメンバーの顔を見ると馬鹿にしているのが分かります。

 

 

 

 

こういうのって地味にメンタルに来るのですよね。

 

結城中佐は全員に今回の事件の調査を目指します。

そして何やかんやで小田切に協力する他のメンバーたち。

 

事件自体は簡単に解決します。

要はカールシュナイダーが自分の得た情報をイギリスなどに

流そうとしていたのでそれを危険視した

ソ連のスパイ安原ミヨコの罠にハマり殺されたというもの。

 

しかし問題は安原ミヨコにも目を向けなければならなかったのに

小田切はカールシュナイダーの恋人野上百合子だけに気を向けていたこと。

実は野上が自分の育ての親に似ていてそれが小田切の判断力に影響を与えていたのです。

 

スパイは冷静に客観的に物事を見なければいけないのに

それができんかった時点で小田切はスパイ失格です。

 

じぶんでもそれが分かっている小田切は結城中佐に辞表を提出します。

結城中佐は顔に出しませけど言動から引き留めたいような感じを出していますけど、

その一方D機関には男性しか採用されない理由を小田切に聞かせて

小田切をなじっています。

結城中佐曰く、

 

女は必要も無いのに殺すからだ。愛情や憎しみといった取るに足らないものでな

 

と。

これって小田切とは関係無い言葉にも見えますけど、

野上百合子に自分の育ての親を重ねたことで失態を犯した

小田切に対するものすごい皮肉に聞こえます。

 

もちろん小田切が他のところで同じ失敗をしないように

諭しているとも取れますけどね。

愛情や憎しみみたいな感情で任務を疎かにするなと。

アバンで小田切が上司に感情的になっている姿が描写されていたので。

 

 

最終的に小田切は普通の軍人に戻り、

小田切というD機関内の仮名から

飛崎弘行という名前へ。

そして満州の関東軍に配属となります。

 

満州は傷心の野上百合子が芝居の勉強をやり直すために向かった土地。

これは偶然かそれとも・・・

 

結城中佐の元を去る小田切改め飛崎中尉。

その飛崎に結城中佐が言った最後の言葉、

 

馬鹿か貴様。背広姿で敬礼するやつがいるか

 

もう鳥肌がたちましたよ、

この言葉って1話から視聴していた人ならわかると思います。

 

淡々と最終回が終わると思ったのに

最後の最後でその言葉を持ってくるとは・・・

 

 

これにて本作も終了。

正直それほど期待していなかった作品ですけど、

とても面白かったです。

全部感想書きたかったけど途中で録画に失敗して

視聴できなかったことが悔やまれます。

 

今期は最終回に向けて失速するアニメが多いですけど、

第1話から同じように淡々と進み、

まったく失速しなかった本作は稀有な存在に映ります。

来期もこんなアニメが1本あればいいのですけど。

 

 

今回のまとめ三行

 

・監視対象が死亡

・D機関全員で小田切の尻拭い(協力?)

・D機関から満州の関東軍へ

 

 

 

 

 

 

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